ハンドメイド作品をイベントやオンラインショップで販売するとき、ショップカードを同封したり手渡したりすることがあります。ただ、連絡先を並べただけでは、購入後に何を見てもらえばよいのかが伝わりにくくなります。
ショップカードは、作品を買ってくださった方が、あとからブランドや次の販売情報へ戻れる小さな案内板です。この記事では、記載項目、QRコードのリンク先、渡すタイミング、購入後の関係づくりを、実際に作る前に確認できる形で整理します。
ショップカードは「連絡先」より購入後の導線を整えるもの

ショップカードの役割は、ショップ名やSNSアカウントを伝えるだけではありません。購入した方が、作品を思い出したとき、使い方を確認したいとき、次の販売を知りたいときに、迷わず戻れるようにすることです。
- どのブランドの作品か思い出せる
- 次に見る場所が分かる
- 購入後の注意やお手入れ方法を確認できる
- 次の販売や新作を知るきっかけになる
- 作り手へ感想や問い合わせを届けられる
ただし、すべての情報を一枚に詰め込む必要はありません。ショップカードを見た人に、まず何をしてほしいのかを一つ決めると、文字もQRコードも整理しやすくなります。
とも先生カードの目的を一つにすると、受け取った方が次に動きやすくなります。
ショップカードに記載する項目を3層で整理する


記載項目は、必ず必要なもの、購入後に役立つもの、ブランドや次の販売につながるものに分けると考えやすくなります。
- ブランド名やショップ名
- オンラインショップや公式サイトのURL
- QRコードと、読み取れない場合の短いURL
- 問い合わせ方法
- 必要に応じて、素材・取り扱い・お手入れの案内
次に、購入後の案内を考えます。アクセサリーなら保管方法や水濡れへの注意、布小物なら洗濯やアイロンの注意など、購入した方が後から確認したい情報を短くまとめます。
最後に、次の販売日、新作のお知らせ、制作背景などを載せるか決めます。情報を増やすほど良いわけではないため、QRコードのリンク先で詳しく読める内容は、カード上では要点だけに留めます。
QRコードのリンク先は一つの行動に絞る


ショップカードにQRコードを載せる場合、リンク先が多すぎると、受け取った方がどこを開けばよいか迷います。最初に目的を決め、その目的に合う場所へ送ります。
- 次の販売を知ってほしい:販売日や新作を案内するページ
- 作品を使う情報を見てほしい:お手入れや使用方法をまとめたページ
- 制作や世界観を知ってほしい:Instagramなどの発信先
- すぐに購入先へ戻ってほしい:オンラインショップのトップや商品一覧
QRコードの読み取り先は、スマートフォンで開いたときに内容が確認できるか、リンク切れがないか、販売終了後も案内を更新できるかを確認します。イベント販売の会計や売上管理を整えたい場合は、ハンドメイドイベントのキャッシュレス決済記事も参考になります。
渡すタイミングと一言で、押し売りに見せない


ショップカードは、渡すタイミングによって受け取られ方が変わります。購入前に強く案内すると宣伝に感じることがありますが、購入後にお礼やお手入れの案内として渡せば、自然に受け取ってもらいやすくなります。
- イベント:購入のお礼を伝え、作品の扱い方や次に見られる場所を案内する
- オンライン販売:梱包の中に同封し、作品到着後に確認できる情報を載せる
- 委託販売:納品先のルールに合わせ、ブランド名と購入後の案内を分かりやすくする
- リピーターへの発送:前回のお礼と、今回の作品に関係する案内だけを添える
一言添えるなら、「よかったらフォローしてください」だけで終わらせず、「お手入れ方法はこちらで確認できます」「次の販売日はこちらで案内します」のように、受け取った方の役に立つ情報として伝えます。
応援される人になるために、感謝を伝えること、活動を報告すること、自己開示すること、必要なときに助けを求めることが大切だと整理されています。ショップカードも、売り込む道具ではなく、購入後に感謝と次の案内を届ける接点として設計できます。



買ってくださった方へ、ありがとうの気持ちと役立つ情報を返すことが、次の関係づくりになります。
購入後に応援される関係へつなげる3つの流れ


ショップカードを配って終わりにせず、購入後の接点として考えるなら、次の3段階に分けられます。
- 感謝:購入してくれたことへのお礼を伝える
- 役立つ情報:お手入れ、使い方、問い合わせ先などを案内する
- 次の選択肢:新作、販売日、SNS、ショップなどから一つを示す
ここで大切なのは、必ずフォローや再購入を求めることではありません。受け取った方が必要なときに戻れる場所を用意し、見るかどうかは相手に委ねます。その積み重ねが、無理なく応援してもらえる関係につながります。
販売場所や購入後の導線全体を見直したい場合は、ハンドメイド販売場所の選び方も確認してください。商売全体の導線や商品価値から考えたい場合は、ハンドメイド販売の基本へ進めます。
ショップカードを作る前のチェックリスト


- カードを渡した人に、最初に何をしてほしいか決まっている
- ブランド名、QRコード、URL、問い合わせ先が確認できる
- QRコードをスマートフォンで読み取れる
- リンク先が今も更新されている
- 文字が小さすぎず、イベント会場でも読める
- 購入後に役立つ情報が一つ以上入っている
よくある質問
ショップカードは名刺と同じですか?
似ている部分はありますが、ショップカードは購入後の案内や次の販売への導線を持たせやすい点が特徴です。名刺のように情報を増やすより、受け取った方が次に見たい場所を一つ決めると使いやすくなります。
QRコードはSNSとショップのどちらがよいですか?
目的によって変わります。次の販売を知らせたいなら販売情報、制作背景を見てほしいならSNS、再購入しやすくしたいならショップなど、カードを渡す場面に合うリンク先を選びます。
手書きのサンキューカードでもよいですか?
問題ありません。印刷されたカードに加えて、短い手書きメッセージを添える方法もあります。すべての人へ同じ長文を書く必要はなく、購入へのお礼と作品に関係する一言だけでも、受け取る人に合わせた案内になります。
まとめ:ショップカードは次の行動を渡す小さな接点
- ショップカードは購入後に戻れる案内板として考える
- 必須項目、購入後の情報、次の販売情報に分けて載せる
- QRコードのリンク先は一つの行動に絞る
- 購入後のお礼や役立つ情報として渡す
- 感謝、役立つ情報、次の選択肢を順番に整える
ショップカードは、作って配れば自動的にリピーターが増えるものではありません。購入後に必要な情報を返し、次に見られる場所を分かりやすくすることで、作品と作り手を思い出してもらうきっかけになります。
購入後のフォローや、単発購入で終わらせない販売の仕組みをさらに深めたい方は、MOSHのVol.6講座も参考にしてください。
