- 「ハンドメイド販売の売上はあるのに、手元にお金が残っている感じがしない」
- 「材料費や出店費を払っているうちに、結局いくら利益が出たのかわからなくなる」
そんな悩みを抱えるハンドメイド作家さんは多いのではないでしょうか。
ハンドメイド販売は、作品を作って売るだけではなく、材料の仕入れ、在庫、梱包資材、イベント出店費、交通費、販売手数料など、思った以上にお金の動きが増えていきます。さらに副業から本業化を考える段階になると、「毎月の生活費をどれくらい作品販売でまかなう必要があるのか」まで見えるようにしておくことが大切です。
この記事では、ハンドメイド作家向けに家計管理が必要な理由、家計と事業のお金を分ける方法、売上・材料費・経費・利益の見方、本業化前に確認したい数字を解説します。
- 生活費と作家活動のお金を分ける理由
- 売上・材料費・経費・利益の見方
- 副業から本業化する前に確認したい数字
- 毎月続けやすいお金の見直し方
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ハンドメイド作家に家計管理が必要な理由

ハンドメイド作家にとって家計管理は、節約のためだけに行うものではありません。活動を長く続けるために、生活費と事業のお金を分けて見えるようにする作業です。
売上だけを見ると「今月は売れた」と感じても、材料費やイベント費用を差し引くと、思ったより利益が残っていないことがあります。売上が大きくない月でも、仕入れを抑えたり在庫を活用したりすることで、手元のお金が守れている場合もあります。
家計管理ができるようになると、売れているかどうかだけでなく、「続けられる状態かどうか」を判断しやすくなります。
とも先生家計管理は、節約をがんばるためだけのものではありません。安心して制作を続けるために、今のお金の流れを見えるようにする作業です。
家計管理と帳簿管理は目的が違う
家計管理と帳簿管理は似ていますが、見ている目的が少し違います。家計管理は、生活費や個人のお金を含めて「毎月どれくらいお金が必要か」「副業収入をどのくらい家計に入れられるか」を見るためのものです。一方で帳簿管理は、売上、経費、利益など、事業としてのお金の動きを記録するためのものです。
たとえば、家計管理では次のような数字を見ます。
- 家賃、食費、通信費などの生活費
- 毎月の固定費
- 貯金や予備費
- ハンドメイド販売から家計に入れたい金額
帳簿管理では、次のような数字を見ます。
- 作品の売上
- 材料費
- 梱包資材
- 出店費や交通費
- 販売手数料
- 利益
どちらか一方だけでは、本業化や副業継続の判断がぼんやりしやすくなります。家計管理で生活に必要なお金を把握し、帳簿管理で作家活動の利益を把握する。この2つを分けて見ることが大切です。
売上だけでは「続けられるか」がわからない
ハンドメイド販売では、売上が出ると安心しやすいものです。イベントで5万円売れた、オンラインショップで3万円売れた、という数字はもちろん嬉しい成果です。ただし、売上はそのまま自由に使えるお金ではありません。
たとえば、イベントで50,000円の売上があったとしても、材料費12,000円、出店費5,000円、交通費2,000円、梱包資材1,000円、販売手数料1,500円がかかっていれば、ざっくり残る利益は28,500円です。ここから次の仕入れや在庫補充を行うなら、家計に入れられる金額はさらに少なくなります。
売上を見ることは大切ですが、作家活動を続けるためには「いくら売れたか」よりも「いくら残ったか」「次の制作に回せるお金があるか」「生活費に無理なくつなげられるか」を見る必要があります。
本業化の不安は、「売上を伸ばせるか」と「その売上で生活を続けられるか」に分けて考えると整理しやすくなります。売上管理と家計管理を分けることで、足りないのが集客なのか、利益率なのか、固定費の重さなのかを判断しやすくなります。
お金の不安を減らすと価格設定もしやすくなる
お金の流れが見えていないと、価格設定も不安定になりやすくなります。
- 「高いと思われたらどうしよう」
- 「周りの作家さんより安くしないと売れないかも」
そう感じて、材料費や手間を十分に反映しないまま価格を決めてしまうこともあります。利益は作家活動を続けるためのエネルギーです。お客様からお金を奪うものではなく、作品の価値と交換し、次の制作を続けるために必要なものとして考えていきましょう。
家計管理は、価格を上げるためだけの作業ではありません。自分が続けられる価格、無理なく制作できるペース、家計に入れたい金額を落ち着いて考えるための土台になります。
まず分けたい5つのお金


家計管理を始めるときに、最初から細かく分類しすぎる必要はありません。まずは、ハンドメイド作家として最低限分けて見たいお金を5つに整理しましょう。大切なのは、完璧な会計処理を目指すことではなく、「今の活動が黒字なのか」「生活にどれくらい関係しているのか」を自分で見えるようにすることです。
生活費
生活費は、毎月の暮らしに必要なお金です。家賃、食費、光熱費、通信費、保険、交通費、子どもや家族に関わる費用、サブスクなどが含まれます。副業として活動している段階でも、本業化を考えるなら生活費の把握は欠かせません。
たとえば、毎月の生活費が25万円かかる人と、15万円で暮らせる人では、本業化に必要な利益の目安が変わります。ここを見ずに「月商30万円を目指そう」と決めても、実際に生活できるかどうかは判断できません。まずは、毎月の生活費をざっくり3つに分けると見やすくなります。
- 毎月ほぼ固定で出るお金
- 月によって変わるお金
- できれば残したい貯金や予備費
最初は1円単位で合わせるよりも、「毎月だいたい何万円必要か」を知ることを優先しましょう。



最初から完璧な家計簿を作ろうとすると続きにくいです。まずは「だいたい毎月これくらい必要」と言える状態を目指しましょう。
売上
売上は、作品が売れて入ってきたお金です。オンライン販売、イベント販売、委託販売、POP-UP販売など、販売場所ごとに記録しておくと、どこで売れやすいのかが見えやすくなります。売上を記録するときは、次の項目を残しておくと便利です。
- 日付
- 販売場所
- 商品名または商品カテゴリ
- 販売金額
- 決済方法
- 手数料の有無
売上を見える化すると、「イベントでは客単価が高い」「オンラインでは定番商品が強い」「委託販売は売上の確認に時間差がある」など、販売場所ごとの特徴も見えてきます。売れない理由をセンス不足だけにまとめず、商品、価格、販売場所、見せ方、導線を分けて見られるようになるのも、記録を残すメリットです。
材料費
材料費は、作品を作るために直接かかったお金です。アクセサリーパーツ、生地、金具、レジン、糸、台紙、チャームなど、作品に使うものが該当します。材料費が曖昧だと、価格設定や利益計算も曖昧になります。
特にハンドメイド作家さんは、材料をまとめ買いすることが多いはずです。1回の仕入れで10,000円使っても、その材料が何作品分になるのかを見ていないと、1点あたりの原価がわかりにくくなります。最初はざっくりで構いません。
- 1作品に使う主な材料
- 1作品あたりの材料費の目安
- 月に使った材料費の合計
- 在庫として残っている材料
このあたりを記録できるだけでも、「売れているのに利益が残らない」原因を探しやすくなります。仕入れ・売上管理をより細かく整えたい方は、以下の記事も参考になります。
>>【テンプレ有】仕入れ・売上管理が簡単!ハンドメイドアクセサリー作家の管理術5選
経費
経費は、作品を販売するためにかかったお金です。たとえば、イベント出店費、交通費、梱包資材、撮影小物、ショップカード、販売手数料、決済手数料、発送費、道具代などがあります。
経費を記録していないと、売上が出ても「なぜかお金が残らない」という状態になりやすくなります。特にイベント販売では、出店費、交通費、什器、ディスプレイ用品、食事代など、細かい支出が重なりがちです。
ここで大切なのは、何でも経費にできると自己判断しないことです。税務上の扱いは状況によって変わるため、確定申告や経費判断が必要な場合は、専門家や公式情報を確認しましょう。AIを活用するのもおすすめです。
確定申告の基本を確認したい方は、以下の記事もあわせて読んでください。
>>ハンドメイド作家の確定申告は必要?いくらから?仕訳の具体例や申告方法を解説
利益
利益は、売上から材料費や経費を引いて残るお金です。計算式はシンプルです。
売上 – 材料費 – 経費 = 利益
たとえば、月の売上が80,000円、材料費が20,000円、経費が15,000円なら、利益は45,000円です。ただし、この45,000円をすべて生活費に使ってよいとは限りません。次の仕入れ、イベント出店、撮影、梱包資材、予備費に回すお金も必要です。
副業のうちは、利益を次の活動資金として残すのか、家計に入れるのか、半分ずつにするのかを決めておくと迷いにくくなります。本業化を考える段階では、売上ではなく利益を基準にすることが重要です。月商が大きく見えても、利益が生活費に届いていなければ、長く続けるには見直しが必要です。
ハンドメイド作家向け家計管理の始め方


家計管理は、いきなり完璧に作ろうとすると続きません。最初は、生活費と作家活動のお金を分けること、毎月1回見直すこと、売上と利益を混同しないこと。この3つから始めれば十分です。ここでは、ハンドメイド作家さんが取り入れやすい順番で紹介します。
口座・カード・現金をできる範囲で分ける
まずは、個人の生活費とハンドメイド活動のお金を分けることから始めましょう。理想は、事業用の口座、事業用のカード、現金管理用のケースなどを用意することです。ただし、始めたばかりで売上が少ない段階では、いきなりすべてを整えなくても構いません。
まずは次のように、混ざりにくい仕組みを作ります。
- ハンドメイド用の支払いはできるだけ同じカードにまとめる
- 材料費のレシートは生活費のレシートと分ける
- イベント売上の現金は財布に戻さず、別の封筒やケースに入れる
- 月末に売上、材料費、経費をまとめて確認する
クレジットカードを使う場合は、ポイント還元だけで選ぶのではなく、明細の見やすさ、年会費、利用目的、家計との分けやすさも確認しましょう。事業用支払いの考え方は、以下の記事にもまとめています。
>>ハンドメイド作家必見!クレジットカードのおすすめや選び方、活用法まで
月1回だけ記録する日を決める
家計管理が続かない理由のひとつは、毎日やろうとすることです。もちろん毎日記録できる方はそれでよいのですが、制作、撮影、販売、発送、SNS、イベント準備まで行っている作家さんにとって、毎日の記録は負担になりやすいものです。
まずは月1回だけ、お金を見る日を決めましょう。おすすめは、月末または月初です。
- 今月の売上はいくらか
- 材料費はいくら使ったか
- 経費はいくらかかったか
- 利益はいくら残ったか
- 家計に入れた金額はいくらか
- 次の月に仕入れやイベント予定はあるか
この6つを見るだけでも、活動の状態はかなり見えやすくなります。



記録は、自分を責めるためにするものではありません。思ったより使っていた月があっても、「じゃあ次はどこを整えよう」と考えるための材料にしていきましょう。
販売場所ごとに売上を分ける
ハンドメイド販売では、販売場所によって売れ方が変わります。イベント販売では直接接客できるため、セット購入や高単価商品につながりやすい場合があります。オンライン販売では写真、商品名、説明文、レビュー、発送のしやすさが影響します。委託販売では、売上の確認や入金タイミングに時間差が出ることもあります。
家計管理の中で売上を分けるときは、最低限、販売場所だけでも記録しておきましょう。
| 日付 | 販売場所 | 売上 | 材料費 | 経費 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/8 | イベント販売 | 50,000円 | 12,000円 | 8,000円 | セット購入が多い |
| 6/15 | オンライン販売 | 18,000円 | 4,000円 | 2,500円 | 定番商品が売れた |
| 6/25 | 委託販売 | 12,000円 | 3,000円 | 1,800円 | 入金は翌月 |
このように分けると、「どこで売上を作りやすいか」「どこに費用がかかっているか」が見えてきます。大きいイベントや都会が必ず正解とは限りません。自分に合う販売場所を見つけ、良い場所は繰り返し出て育てることも、事業として続けるうえで重要です。
家計管理ツールで生活費と利益目標を見える化する
記録に慣れてきたら、生活費と利益目標をつなげて考えましょう。毎月の生活費が220,000円で、ハンドメイド販売から家計に入れたい金額が50,000円なら、まずは「利益として50,000円を残すには、売上がいくら必要か」を考えます。



ここで大切なのは、売上目標だけを立てないことです。
材料費や経費が多い月は、売上が同じでも残る利益は少なくなります。反対に、在庫を活用して制作できた月は、売上が大きくなくても利益が残りやすくなります。
>>月間スケジュールテンプレートを受け取る
家計管理ツールでは、次のような項目を入れられると便利です。
- 毎月の生活費
- ハンドメイドから家計に入れたい金額
- 月の売上
- 材料費
- 経費
- 残った利益
- 次の仕入れに回すお金
「本業化できるか」を感覚で決めるのではなく、生活費、利益、予備費を見ながら判断できる状態にしていきましょう。



本業化の判断は、気合いだけで決めなくて大丈夫です。生活費と利益を並べるだけでも、今できる準備がかなり見えやすくなります。
副業から本業化する前に確認したい数字


ハンドメイドを本業にしたいと思ったとき、気持ちだけで進むのは危険です。もちろん、好きなことを仕事にしたい気持ちは大切です。ただ、本業化は覚悟だけではなく、商品、価格、導線、販売場所、接客、リピーター化、そしてお金の設計で近づけるものです。
家計管理は、その判断を落ち着いて行うための土台になります。
毎月の最低生活費を把握する
まず確認したいのは、毎月いくらあれば生活できるかです。ここでは、理想の生活費ではなく、最低限必要な生活費を出してみましょう。
- 家賃: 80,000円
- 食費: 45,000円
- 光熱費: 18,000円
- 通信費: 10,000円
- 保険: 12,000円
- 交通費: 8,000円
- 日用品: 12,000円
- 予備費: 20,000円
この場合、最低生活費は205,000円です。ここに税金、社会保険、将来の貯金、事業の予備費なども関わってくるため、実際の本業化判断ではさらに余裕が必要になります。税務や社会保険の個別判断は専門家に確認しましょう。
固定費を下げておくことは、挑戦を続けるための守りにもなります。通信費やサブスクなど毎月必ず出ていくお金を見直しておくと、売上が少ない月のダメージを抑えやすく、家族にも活動計画を説明しやすくなります。
ただ、最初のステップとして「毎月いくら必要か」を知らなければ、ハンドメイド販売でどのくらい利益を残す必要があるかも見えてきません。
売上ではなく利益で見る
本業化を考えるときは、月商ではなく利益で見ましょう。月商30万円と聞くと大きく感じますが、材料費、出店費、梱包資材、販売手数料、広告費、交通費などを差し引くと、生活費に使える金額は変わります。
たとえば、月商300,000円でも、材料費90,000円、経費60,000円なら、利益は150,000円です。毎月の生活費が205,000円なら、まだ生活費には届きません。反対に、月商200,000円でも、材料費40,000円、経費25,000円なら、利益は135,000円です。売上は前者より低くても、利益率は高くなります。
このように、売上だけでは活動の安定度は判断できません。「いくら売るか」だけでなく、「いくら残すか」を見ることが、本業化を考えるうえで大切です。



月商が大きく見えても、手元に残るお金が少ないと活動は苦しくなります。売上より利益を見るクセを少しずつ作りましょう。
売れない月と仕入れが多い月を想定する
ハンドメイド販売には、売れやすい時期と売れにくい時期があります。イベントが多い月、新作販売がある月、ギフト需要がある月は売上が伸びやすい一方で、仕入れが多い月、制作に集中する月、体調や家庭の都合で活動量が落ちる月もあります。
本業化を考えるなら、売れた月だけを基準にしないことが大切です。確認したいのは、次のような数字です。毎月ずっと同じペースで売り続ける前提ではなく、波がある中で続ける仕組みを作っていきましょう。
家計に入れる金額と事業に残す金額を決める
利益が出たら、すべてを生活費に使うのではなく、事業に残すお金も決めておきましょう。たとえば、月の利益が60,000円なら、30,000円を家計へ、20,000円を次の仕入れへ、10,000円を予備費へ、というように分ける方法があります。
もちろん正解は人によって違います。副業段階なら、利益の多くを次の制作やブランド改善に回す時期もあるでしょう。本業化が近い段階なら、家計に入れる金額を安定させる必要があります。大切なのは、毎回なんとなく使わないことです。
利益が出たらどう分けるかをあらかじめ決めておくと、仕入れすぎ、使いすぎ、生活費への入れ忘れを防ぎやすくなります。ハンドメイド作家の収入や本業化の考え方を整理したい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>ハンドメイド作家の収入とは?本業にできる?月収を安定させるコツ
家計管理を続けるコツとよくある質問


家計管理は、始めることよりも続けることが難しいものです。特にハンドメイド作家さんは、制作、販売、発送、発信、接客までひとりで抱えがちです。



だからこそ、家計管理は「細かく完璧に」よりも「毎月見返せる形」を目指しましょう。
完璧に分類しようとしない
最初から細かい分類を作りすぎると、記録が面倒になって続きません。まずは、生活費、売上、材料費、経費、利益の5つで十分です。慣れてきたら、イベント費、梱包資材、販売手数料、撮影費、外注費などを分けていけばよいでしょう。
大切なのは、途中で空白の月があってもやめないことです。1か月記録できなかったら、次の月から再開すれば大丈夫です。お金の管理は、過去の自分を責めるためではなく、これからの判断をしやすくするために行います。
家計管理と価格設定をつなげる
家計管理ができるようになると、価格設定の見直しもしやすくなります。材料費や経費を見ずに価格を決めると、売れているのに利益が残らない状態になりやすいです。一方で、生活費や目標利益を見ながら価格を考えると、「この価格で続けられるか」を判断しやすくなります。
ただし、価格は単に生活費から逆算すればよいものではありません。商品の価値、ブランドの見せ方、販売場所、顧客層、接客、リピーター化も関係します。家計管理は、価格設定の答えを自動で出すものではなく、考えるための材料を増やすものです。
「安くしないと売れない」と感じている場合は、価格だけでなく、商品価値、写真、販売導線、接客、購入後フォローも見直していきましょう。
家計簿アプリとスプレッドシートはどちらがよいですか?
どちらでも構いません。続けやすい方を選びましょう。家計簿アプリは、日々の支出を手軽に記録しやすいのがメリットです。生活費の把握には向いています。おすすめはマネーフォワードMEです。作品ごとの材料費、販売場所ごとの売上、イベント別の利益などを自由に分析したい場合は、スプレッドシートの方が扱いやすいこともあります。
おすすめは、生活費は家計簿アプリや家計管理ツールでざっくり見える化し、ハンドメイド活動のお金はスプレッドシートや管理表で分ける方法です。最初から高度な会計ソフトを使いこなそうとしなくても構いません。まずは、毎月の生活費と利益が見える状態を作ることを優先しましょう。
確定申告のためには何を残しておくべきですか?
確定申告が必要になるか、どの範囲を経費として扱えるかは、収入状況や働き方によって変わります。個別判断が必要な内容は、税理士や公式情報を確認してください。日々の準備としては、次のような情報を残しておくと整理しやすくなります。
- 売上がわかる記録
- 材料費や経費のレシート
- 販売手数料や決済手数料の明細
- イベント出店費や交通費の記録
- 入金日と金額
確定申告の直前にまとめて探すと大変なので、月1回だけでも整理する日を作っておくと安心です。詳しくは、以下の記事で確認してください。
>>ハンドメイド作家の確定申告は必要?いくらから?仕訳の具体例や申告方法を解説
まとめ|家計管理は作家活動を長く続けるための土台
ハンドメイド作家にとって家計管理は、節約や我慢のためだけにあるものではありません。生活費、売上、材料費、経費、利益を分けて見ることで、自分の活動が続けられる状態かどうかを判断しやすくなります。まずは、次の5つから始めましょう。
- 毎月の生活費をざっくり把握する
- 売上を販売場所ごとに記録する
- 材料費と経費を分けて見る
- 売上ではなく利益を確認する
- 家計に入れるお金と事業に残すお金を決める
お金を見るのが怖いと感じる時期もあるかもしれません。でも、数字は自分を責めるためのものではなく、次に何を整えるかを教えてくれる材料です。作家活動を長く続けるためには、作品づくりだけでなく、お金の流れもやさしく整えていきましょう。
生活費とハンドメイドのお金を分けたら、次は毎月の固定費の見直しです。どこから確認すればよいかは、以下のページで整理できます。
固定費診断では、支出の見直しポイントを整理するための内容を確認できます。効果や削減額を約束するものではないため、必要に応じてご自身でも条件を確認してください。
副業として始めたばかりの方は、以下の記事もあわせて読むと、お金以外のつまずきも整理しやすくなります。
>>ハンドメイド副業で失敗しない!成功のコツとおすすめジャンル3選
