- 「イベントで『カード使えますか?』と聞かれて、断ってしまった」
- 「Squareが良いと聞くけれど、機械も手数料も難しそう」
そんな経験はありませんか?
ハンドメイドイベントやPOP-UPでは、お客様の「買いたい」と思った瞬間に支払い手段が合わないと、その場で購入をあきらめられてしまいます。作品の魅力とは関係のない理由で売上を逃すのは、とてももったいないことです。
この記事では、Square(スクエア)決済の仕組み、メリットとデメリット、向いている作家・向いていない作家、導入の流れ、イベント前日までのチェックリストを解説します。
とも先生私たちも夫婦でイベント出店を重ねる中でSquareを使ってきました。実際に使ってきた目線でお伝えします!
- ハンドメイドイベントで現金だけだと何が起きるか
- Squareでできること、かかるお金
- Squareが向いている作家・向いていない作家
- 導入の流れとイベント前日までの準備
ハンドメイドイベントで「現金だけ」が機会損失になる3つの場面
キャッシュレス決済を用意していないと、次の3つの場面で販売機会を逃しやすくなります。
- お客様の手持ちの現金が足りないとき
- 高めの作品やセット購入を迷っているとき
- レジ列が伸びて、会計に時間がかかっているとき
とくに数千円を超える作品は、「現金が足りないから今回はやめておこう」となりやすい価格帯です。作品を気に入ってもらえたのに、支払い手段が理由で見送られるのは避けたいところです。ただし、キャッシュレス対応は「導入すれば売上が伸びる」という魔法ではありません。買いたい気持ちを逃さないための、会計まわりの準備のひとつとして考えましょう。



「カードが使えるなら」とセット購入に切り替えてくださったお客様、実際にいらっしゃいます!
Square(スクエア)決済とは?ハンドメイド作家も使えるモバイル決済


Square(スクエア)は、スマホやタブレットにアプリを入れて使うモバイル決済サービスです。個人事業主や小規模な事業者でも申し込みでき、ハンドメイド作家のイベント販売でも広く使われています。対応する支払い方法は、クレジットカード、交通系ICなどの電子マネー、QRコード決済など幅広く、1つの端末でまとめて受け付けられます(対応ブランドの最新情報は公式サイトで確認してください)。
必要なものは、スマホ(またはタブレット)、Squareアプリ、カードリーダーの3つです。レジ専用機のような大きな機材は不要なので、イベントの荷物に無理なく収まります。



「機械の操作が苦手」という作家さんほど、シンプルな決済に絞るのがおすすめです!
Square決済のメリット5つ
ハンドメイド作家にとってのメリットは、次の5つです。
- 初期費用を抑えて始められる
- 売上管理がしやすくなる
- 幅広い支払い方法に対応できる
- 入金サイクルを確認しながら運用できる
- 個人の作家でも申し込みできる
①初期費用を抑えて始められる
Squareのフリープランは、初期費用と月額固定費が0円で、かかるのは決済ごとの手数料だけです。カードリーダー(Square リーダー第2世代)は4,980円です(2026年7月時点の公式情報。最新の価格とプランは公式サイトで確認してください)。売れるかどうかわからない段階で、毎月の固定費を抱えなくてよいのは大きな安心材料です。
②売上管理がしやすくなる
Squareで受けた決済は、日付・金額が自動で記録されます。イベント後に「今日は結局いくら売れたんだっけ?」と、レシートや記憶を頼りに集計し直す手間が減ります。現金分もあわせた売上・仕入れの記録は、管理表を用意しておくと迷いません。【無料テンプレ配布】ハンドメイド作家の売上管理スプレッドシート|仕入れ・在庫も管理
③幅広い支払い方法に対応できる
クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済にも対応できるため、「この支払い方法しか持っていない」というお客様を逃しにくくなります。
④入金サイクルを確認しながら運用できる
売上の振込スケジュールは、登録する銀行口座などの条件によって変わります。申し込み前に、自分の口座での入金サイクルを公式サイトで確認しておきましょう。材料の仕入れが多い時期は、入金タイミングがわかっているだけで資金繰りの不安が減ります。
⑤個人の作家でも申し込みできる
Squareは法人でなくても、個人事業主・個人の作家として申し込みできます。開業したばかりでも申し込み自体は可能です。ただし、利用開始前には審査があります。審査の基準は公開されておらず、結果は申込内容によって変わるため、「申し込めば使える」とは言い切れません。イベント直前ではなく、余裕を持って申し込んでおきましょう。



審査結果を待つ期間も考えて、出店が決まったら早めに準備するのが安心です!
Square決済のデメリット3つと対処法
良いことばかりではありません。次の3つは導入前に確認しておきましょう。
- 決済ごとに手数料がかかる
- 古い端末では使えないことがある
- 通信環境に左右される
①決済ごとに手数料がかかる
対面決済の手数料は2.5%です(年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の場合。それ以外は3.25%〜。2026年7月時点の公式情報。最新の料率は公式サイトで確認してください)。たとえば3,000円の作品なら、手数料2.5%で75円です。この手数料は「支払い手段が理由の買い逃しを減らすための経費」として、価格設定の段階で織り込んでおくと慌てません。
②古い端末では使えないことがある
Squareアプリには対応OSの条件があります。古いスマホを使っている場合は、申し込み前に自分の端末が対応しているか公式サイトで確認しましょう。
③通信環境に左右される
決済には通信が必要です。屋内会場や地下では電波が弱いことがあるので、事前の確認が欠かせません。対処は後述のチェックリストにまとめています。なお、PayPayとの違いや使い分けで迷っている方は、比較記事を先に読むと判断しやすくなります。PayPayとSquare導入するならどっち?ハンドメイド作家の売上アップを目指す方法
Squareが向いている作家・向いていない作家
導入すべきかどうかは、販売スタイルで決まります。正直に分けると次のとおりです。
| 向いている作家 | 今はなくてもよい作家 |
|---|---|
| イベントやPOP-UPに年数回以上出店する | 販売がネット中心で、対面販売がほとんどない |
| 数千円以上の作品やセット販売がある | 出店は年1回程度で、低単価の作品が中心 |
| 会計をスムーズにして接客に集中したい | まだ販売経験がなく、最初の出店を試したい段階 |
| 売上記録を楽にしたい | ネット販売はプラットフォームの決済で足りている |
迷ったら、「対面で、現金以外で払いたそうなお客様に月に何回出会うか」で考えましょう。ゼロに近いなら急ぐ理由はありません。出店が増えてから導入しても遅くはないです。



道具から揃えるより、まず売り場に立ってみる。導入はそれからでも十分間に合います!
Square決済の導入の流れ5ステップ
- 公式サイトでアカウントを作成する
- 審査結果を待つ
- カードリーダーを用意する
- アプリを設定し、商品を登録する
- イベント前にテスト決済をする
Step1 公式サイトでアカウントを作成する
メールアドレスと事業情報を登録します。屋号がなくても個人名で登録できます。
Step2 審査結果を待つ
申込内容をもとに審査が行われます。結果や所要期間は申込内容によって変わるため、イベントから逆算して早めに申し込みましょう。
Step3 カードリーダーを用意する
Square リーダーを購入します。スマホだけで使える決済手段もあるので、自分の販売スタイルに合わせて選びましょう(最新の端末構成は公式サイトで確認してください)。
Step4 アプリを設定し、商品を登録する
Squareアプリをインストールし、銀行口座と商品情報を登録します。よく売れる作品を事前に登録しておくと、当日の会計が速くなります。
Step5 テスト決済をする
イベント前に、少額で実際に決済してみます。「初めての決済がお客様の会計」は避けましょう。Squareを導入する場合は、イベント直前ではなく、審査や端末準備の時間を見て早めに公式ページで条件を確認しておきましょう。
イベント前日までのSquare準備チェックリスト
前日までに、次の項目を確認しておきましょう。
- スマホとカードリーダーを満充電にした
- 会場の電波状況を確認した(出店経験者や主催者に聞くのが早いです)
- モバイルバッテリーを用意した
- Squareアプリに主要な作品を登録した
- 少額のテスト決済を済ませた
- 「カード・電子マネー使えます」の掲示を用意した
- 現金派のお客様向けに釣り銭も準備した
キャッシュレス対応を掲示しておくと、お客様は聞かなくても支払い方法がわかり、会計前の迷いが減ります。会計のあとに次の接点を作るショップカードも、決済とセットで準備しておきたい持ち物です。【最新版】ハンドメイド作家がショップカードを作るべき理由!記載したい項目も解説



当日の朝は設営で手一杯になります。決済まわりは前日までに終わらせておきましょう!
私たちがイベントでSquareを使い続けている理由
私たち夫婦は、ハンドメイドブランドのイベント出店・POP-UP販売でSquareを使ってきました。使い続けている理由は、機材がコンパクトで設営の邪魔にならないこと、会計が速くて接客の流れが途切れないこと、そして売上が自動で記録されるので、イベント後の振り返りが楽なことです。いちばん実感しているのは、会計がスムーズだと接客に余裕が生まれることです。



決済は「売るための道具」というより「接客に集中するための道具」。これが使ってみての実感です!
よくある質問
申し込めばすぐに使えますか?
利用開始前に審査があります。結果と所要期間は申込内容によって変わるため、出店が決まったら早めに申し込んでおきましょう。



イベント出店を頑張ろうと決めたら、導入しておいて損はないです!
手数料はいくらですか?
対面決済で2.5%です(年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の場合。2026年7月時点の公式情報。最新は公式サイトで確認してください)。
現金と併用できますか?
併用できます。実際のイベントでは現金派のお客様も多いので、釣り銭の準備はこれまでどおり行いましょう。
電波の悪い会場ではどうすればいいですか?
事前に会場の電波状況を確認し、不安な場合は主催者に相談しましょう。通信できない時間帯があることを想定して、現金でも会計できる体制にしておくと安心です。
まとめ:Squareで「買いたい気持ち」を逃さない会計を整えよう
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 現金だけの出店は、支払い手段が理由の買い逃しが起きやすい
- Squareはフリープランなら月額0円、対面手数料2.5%〜(2026年7月時点の公式情報)
- 対面販売が少ない作家は、急いで導入しなくてもよい
- 審査があるため、出店から逆算して早めに申し込む
- 前日までのチェックリストで、当日は接客に集中する
導入するかどうかは、「自分のお客様に、現金以外で払いたい人がどれくらいいるか」で決めましょう。自分の販売スタイルに合いそうなら、最新条件を確認したうえで申し込みを進めてください。
イベント販売の決済全体を整理したい方は、キャッシュレス決済の比較記事もあわせてどうぞ。
>>ハンドメイドイベント向けキャッシュレス決済|導入で売上アップできる理由

