ハンドメイド作家として売上アップを目指すなら、キャッシュレス決済の導入は欠かせません。中でも「PayPay」や「Square」といったサービスは、購入のハードルを下げ、顧客満足度を高めるツールです。どちらを導入すべきか迷っていませんか?
この記事では、PayPayとSquareの違いや手数料、対応決済の範囲を比較しつつ、ハンドメイド作家におすすめの決済システムを詳しく解説します。導入手順や注意点、よくある質問もわかりますので、ハンドメイド作家は要チェックです。

SquareならPayPay決済にも対応しています!
決済システムの導入が売上アップにつながる理由
決済システムの導入が売上アップにつながる理由は、主に以下の4つです。
- 決済システムでお会計がスムーズになる
- キャッシュレス対応で購入のハードルが下がる
- 売上データの蓄積と分析ができる
決済システムでお会計がスムーズになる
キャッシュレス決済の導入により、お会計がスムーズになります。現金の受け渡しやお釣りの計算、レジ締めといった手間が減り、対応時間を短縮できるからです。イベント出店時に現金のみ対応していたときは、お釣りの準備や現金管理に神経を使う必要がありました。
Squareを導入したことで、タッチ操作で決済が完了し、お会計待ちがほとんどなく、回転がスムーズになっています。会計の手間を減らすことは、販売のスピード向上と顧客満足の両立につながり、売上アップの基盤を整える重要な要素です。



電子決済を導入してから、本当に楽になりました。
キャッシュレス対応で購入のハードルが下がる
クレジットカードや電子マネーが使えると、お客さまは「今すぐ買える」安心感を持てます。現金を持っていなくても購入できるので、「気に入ったけど今日は無理かも…」という機会損失が減ります。
実際、Squareを導入してから「カード使えるの助かる!」という声をよくいただくようになりました。その結果、迷っていたお客さまがその場で購入してくれることも増えました。
キャッシュレス決済への対応は、お客さまにとって「信頼できるお店」の証にもなります。



いかに不便さを感じさせないか、不便を解決できるかが大切です!
売上データの蓄積と分析ができる
Squareなどの決済システムを使えば、売上データが自動的に蓄積・可視化されます。「どの商品が・いつ・どれくらい売れたか」が簡単に把握でき、感覚ではなく事実にもとづいた分析が可能です。
実際、「14〜15時にこのアイテムがよく売れる」などの傾向が見えたことで、在庫配置や商品展開を調整する判断がしやすくなりました。データの蓄積は、単なる記録ではなく、次の販売機会をより効果的にする資産です。



在庫数の調整の判断もしやすくなります!
PayPayとSquareの違い
PayPayは主に日本国内のQRコード決済に特化したサービスで、Squareは世界的に展開する総合決済プラットフォームです。PayPayとSquareの違いについて、以下の3つを解説します。
- 料金体系と手数料の比較
- 対応している決済範囲
料金体系と手数料の比較
PayPayとSquareの料金体系と手数料について、主な違いを以下の表にまとめました。
項目 | PayPay | Square |
---|---|---|
決済手数料 | 1.60%(ライトプラン加入時)〜 1.98%(制限プラン)※PayCAS Mobileはカード2.20%〜、電子マネー2.95%〜 | 通常3.25%(年間3,000万円未満の事業者:2.50%) |
月額固定費 | ・無料(制限プラン) ・月額1,980円(ライトプラン、PayCAS Mobileのプランによる) | 無料 |
初期費用 | 無料 | ・決済端末は原則有料(Squareリーダー4,980円〜) ・スマホでタッチ決済は0円 |
振込手数料 | 無料 | 無料 |
入金サイクル | ・PayPay銀行:月末締め、翌日入金 ・その他金融機関:月末締め、翌々営業日入金 | 三井住友・みずほ銀行:最短翌営業日 その他:毎週水曜日締め・翌週金曜日入金 |



Squareは入金サイクルも早い!資金不足がしやすいのもポイントです。
下記より申し込みできますので、気になっている方はチェックしてみてください。以下のリンクを読み取っていただくことで、2つの特典から1つを選択できます。
- 180日間、売上の100,000円まで決済手数料が無料
- 端末購入代金2,000円割引(2,980円で買えます)
少しでも導入費用を抑えたい方は②を選ぶのがおすすめです。①の場合、最大でも3,250円のお得度なので、270円の差しかありません。ご自身のお好きなほうを選びましょう。
対応している決済範囲
PayPayは基本的にPayPayのQRコード決済のみに対応しており、高い普及率が強みです。日本の総人口のうち、約6,500万人が利用しているというデータもあります。PayPayユーザーへのアプローチには有効ですが、PayPay単独ではクレジットカードや電子マネーに対応できません。
多様な決済手段に対応するには、別途マルチ決済端末「PayCAS Mobile」の導入が必要です。導入すれば、30種類以上の決済ブランドに対応可能です。
Squareは、クレジットカード(Visa, Mastercard, JCBなど6種類)、電子マネー(交通系ICカード, iD, QUICPay)、PayPayを含むQRコード決済といった42種以上の決済手段に幅広く対応しています。お客さまの決済ニーズに柔軟に応じられ、販売機会の損失を防げることが強みです。
イベント会場など多様な客層が訪れる場所では、大きなメリットと言えます。



私たちのブースでのカード利用率は5割強です!
PayPayとSquareの導入時の注意点
キャッシュレス決済の導入を検討する際、初期費用だけでなく、導入後の運用にかかわる注意点を把握しておくことが重要です。PayPayとSquareの主な注意点を比較表でまとめました。
項目 | PayPayの注意点 | Squareの注意点 |
---|---|---|
導入・審査 | ・マルチ決済端末の発送まで2週間~約1カ月程度かかる場合がある ・店舗写真や営業許可証の提出が必要 | ・決済ブランドにより審査期間が長い場合がある(QRコード決済は最長30日程度) ・美容業界は審査が厳しい可能性がある |
決済機能 | ・PayPay加盟店登録だけではクレジットカードや電子マネーに対応できない ・個人間送金機能の商用利用は禁止 | ・決済処理速度がやや遅いと感じる意見も一部あり ・エラーやシステムダウンで一時的に使えないことがある |
運用管理 | ・レシート発行機能が標準でなく、別途プリンターが必要 ・入金サイクルが月1回に固定(PayPay銀行以外は翌々営業日) | ・管理画面のメニューや機能が多く、わかりにくさを感じる場合がある ・年末年始などの連休前は入金が長引くことがある |
迅速な導入とランニングコストを抑えつつ多様なキャッシュレス決済に対応したい場合はSquareがおすすめです。
ハンドメイド作家にSquareをおすすめしたい理由
ハンドメイド作家にSquareがおすすめな理由は以下のとおりです。
- 販売したアイテムを一元管理できる
- 詳細な売上分析ができる
販売したアイテムを一元管理できる
Squareなら、イベントで販売した売上・アイテムを1つのダッシュボードで管理できます。在庫数も登録できるため、在庫切れトラブルを防げます。
リンク決済したアイテムも反映されるため、PayPayのような単一決済サービスでは実現できない、Squareならではのメリットです。
詳細な売上分析ができる
Squareの売上分析機能では、商品別の売上ランキングや時間帯別の売上推移、平均購入単価などを詳細に分析できます。人気商品の傾向を把握し、今後の制作方針も決められます。
月ごとの売上やアイテムの売上個数などを一括で見れるため、とても重宝しています。



私たちもイベントごとにどの時間帯が売れるか分析しています!
Squareのすべての機能を使う必要はない
Squareのすべての機能を使う必要はありません。実際、使えたらかなり便利とは思いますが、顧客管理機能やオンラインストアは使用していません。使わなくても、実際に売上を立てられています。オンラインストアをやるなら、minneやBASEなどのECサイトがおすすめです。
顧客管理機能では、各顧客の購入履歴や好みの商品傾向、連絡先情報を一元管理できます。リピーターの特定も可能ではありますが、決済時のスムーズさを考えると現実的ではないと考えています。利用していない理由は、以下の3つです。
- 混雑している状況での顧客情報の登録は難しい
- 商品の売上ランキングでも分析はできる
- ”レジシステム”として使えれば十分すぎる
「なぜ導入するのか」、目的を決めることが大切です。「機能としてあるから必ず使わないと!」とは無理に考える必要はありません。決済システムだけでも、本当にかなり重宝している、おすすめのサービスです。
導入費用は端末代金のみで取り入れられるため、初期投資も少額です。スモールスタートでこれから本格的にやりたい方は、ぜひ以下のリンクからSquareをチェックしてみてください。
審査は1~2営業日です。公式サイトから画面に沿って操作するだけで申し込みができ、スムーズに導入できます。
\ 維持費0円で試してみる /
PayPayやSquareの導入でよくある質問
PayPayやSquareの導入でよくある質問として、以下の3つをまとめました。
- 初期設定や導入は難しくない?どっちが簡単?
- 実際の初期投資はどのぐらい?
- セキュリティや安全性は大丈夫?怪しくない?
初期設定や導入は難しくない?どっちが簡単?
多くの方が心配される初期設定ですが、Squareの場合、Squareアカウントは無料で作成でき、審査は最短15分で完了します。書類提出も不要で、オンライン完結で進められるため、最短即日で利用開始できます。



「スマホでタッチ決済」なら、専用端末を購入せず初期費用0円で導入も可能です。
PayPayも仮登録は最短1分と迅速ですが、マルチ決済端末の場合は審査から端末発送まで2週間~約1か月程度かかることがあります。迷っているなら、よりスピーディーな導入が可能なSquareがおすすめです。気になる方は、以下のリンクからお申込みしてみてください。
実際の初期投資はどのぐらい?
PayPayとSquareの初期費用について、以下の表にまとめました。
項目 | PayPay(制限プラン) | PayPay(ライトプラン) | Square |
---|---|---|---|
アカウント作成費 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額利用料(初月) | 0円 | 1,980円(税別) | 0円 |
専用端末なしでの利用 | 0円(スマホだけで可) | 0円 | 0円(スマホでタッチ決済対応) |
決済端末 | 不要 | 条件により別途購入あり | Squareリーダー:4,980円(29,980〜84,980円) |
初期合計コストの目安 | 0円 | 1,980円~(条件により変動) | 0円~84,980円(選ぶ端末による) |
Squareリーダーなら通常4,980円ですが、キャンペーン適用で実質無料になることもあり、初期投資を大幅に抑えられます。長期的な視点で考えると、Squareのほうがコストパフォーマンスに優れています。POSレジ機能や売上分析などの機能が販売手数料に含まれているため、新たな追加費用がありません。



30日間返品保証付きなのも安心ポイントです!
セキュリティや安全性は大丈夫?怪しくない?
安全性は問題ないと言えます。以下に、PayPayとSquareのセキュリティの比較をまとめました。
項目 | PayPay | Square |
---|---|---|
提供会社 | 日本のソフトバンク系企業 | アメリカ発のグローバル企業(Block, Inc.) |
セキュリティ認可 | 日本の金融庁の認可を取得 | PCI DSS Level 1(最高レベルの国際認証)を取得 |
決済方式 | QRコード決済中心 | クレジットカードリーダーによる対面決済/オンライン決済 |
セキュリティリスク | QRコードの偽造などのリスクがある | 国際的に最も厳しいセキュリティ基準に準拠 |
信頼性の特徴 | 日本国内では知名度が高い | 世界中で利用されている安全性の高いシステム |
カード情報は暗号化されて処理され、加盟店側にはカード番号などの機密情報は保存されません。万が一の不正利用に対しても、Squareが損失を保障する制度があります。Squareの場合、二段階認証の設定も可能で、より高いセキュリティレベルを実現できます。



セキュリティの面でもSquareを推します!
まとめ:Square導入でハンドメイドを次のレベルへ
ハンドメイド作家にはSquareが圧倒的におすすめです。顧客満足度を高め、売上アップにつなげやすくもなります。特におすすめしたいポイントは以下の3つです。
- 多様な決済方法への対応ができる
- 詳しい売上分析機能がある
- スマートで使いやすくレシートも出せる
他にも、顧客管理やオンラインストアの機能があり、総合的なツールとしても優秀です。どの機能を使いたいかを明確にすることで、思考も迷わず、ITが苦手でも導入がスムーズにできます。
私たちも最強の相棒として取り入れているSquare。ぜひ有効活用して、あなたのハンドメイド作品を広めていきましょう。以下の記事では、Squareの詳しい導入手順やメリット・デメリットをまとめていますので、ぜひ参考にして使い方のイメージを深めてみてください。
>>Square(スクエア)決済はハンドメイド作家におすすめ!使い方と導入手順まとめ